きのこ
オーストラリアでの生活が
1年半を迎えました。
よく永住権を持っている人に間違われるので
まだ1年半なのか!と
自分でも正直驚きましたが、
だいぶ生活にも慣れて平穏な日々を送っています。
1年半前、何もわからず
ドキドキしながら通った道も
今ではすっかりおなじみの帰り道になり、
お引越しも3回経験し、
海沿いのおうちから
内陸部の緑あふれるおうちへお引越ししました。
朝起きると、窓一面に緑。
自然いっぱいで、
様々な生き物も遊びに来てくれます。
とんぼ、トカゲ、バッタ、鳥………
こちら南半球は、これから冬になりますので、
葉っぱが赤く色づいていく様子なんかにもときめき、
風に揺れる木々のさわさわした音にもときめき、
ぼーっと窓の外を見るのが
日々の日課で癒しのひとときになっています。
そんなある日、
窓際に置いている観葉植物ちゃんをふと見ると、
きのこが生えていました。
「え!!!やだ!!!」と思って、すぐに引っこ抜こうとしたのですが
目の前で起きること、すべてに意味をつけたがる私は、
"スピリチュアル きのこ"で検索することに。
すると、きのこが生えるということは良い土壌の証拠で
スピリチュアル的には、きのこは妖精さんの家ということが書かれてありました。
もうこれは、目に見えないものを崇拝しまくる
私の大好物のお話だ!!!と思い、
家賃払わなくていいから、住んでいいからね」と話しかけてみました。
なんだか、ジブリの世界に入り込んだような
不思議な気持ちになったことを覚えています。
そして少し
ほんの少し目を離したすきに
まさかの
きのこが枯れていました。爆笑
いや、引っ越すの早すぎません?
ものの3分で、みるみる枯れたきのこハウス。
ショックでしたが、やはり人間に気づかれたら暮らせないのかと納得。
「おうち触ってごめんね
またいつでも戻ってきてね」と話しかけて、
数日が立ったある日。
ふと目をやると、
いや、みんな来て爆笑
やっぱり家賃取るよと言ったら
3分後には枯れました
完